月記2023.3

" data-en-clipboard="true">入籍をした。20歳の時から8年半とちょっと、あっという間だったけれどいつか結婚できたらいいなと思っていたことがついに実現した。入籍の手続き自体は呆気なく終わってこれでもう終わったのかと思ったけど、一人暮らしの家に帰…

まだ27なのに

この1,2年、急激に老いを感じるようになった。大病や大きな怪我はしていないけれど小さな不調を感じることが多く、今日は元気!と思える日が少なくなった鏡を見るたび何も変わっていないようで肌や髪の毛に老化の影が迫っていることに気づかされる学生のころ…

おじさんの話

いつも同じ電車で同じ駅で降りるおじさんがいる。水曜日はいつも一本早い電車に乗るのだけど、おじさんも一本早いのに乗っている。使い古したクラッチバッグをぶらぶらさせて哀愁漂わせながらノソノソとペンギンみたいに歩く。駅からまっすぐ、程よい距離感…

映画の話

伊丹十三は映画のあり方を憂いていた。それ自体を観るものではなくて、そこから何を読み取るか、何を感じるかという思想の媒介手段になってしまっていると。これを知り確かにそうかもしれないと感じた。だから伊丹十三の映画はメッセージ性が欠落しているら…